〜主基のさと〜

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〜主基のさと〜



 PDFリンク【数量限定】主基のさと生原酒 

綾菊酒造の蔵がある香川県綾歌郡綾川町山田地区は大正天皇ご即位にあたり、 天皇即位式典の大嘗祭に供奉(ぐぶ)する新穀を栽培する田(主基斎田)に勅定された、 良質のお米ができる地域です。
「主基のさと」は、この地区で栽培された酒米「オオセト」のみを原料に小仕込みで醸造したお酒です。
少量生産の為、特約店のみでの取扱いとなっております。

綾川町山田地区について
蔵のある綾川町山田地区は大正天皇のご即位の大嘗祭に奉納する新米を栽培する、 主基斎田に勅定された米処です。土壌肥沃で寒暖の差が大きく、米作りには最適な場所で、 昔からこの地区の米は「山田米」と呼ばれており、その名声は県の内外に高く、 藩主の御料米にもなっていました。

綾川町山田地区の圃場が良い理由
1-清流綾川の水を十分に引ける
2-昼夜の温度差が大きい
3-水はけの良い土地


オオセトについて

綾菊は創業当時から地元香川県産米での酒造りを基本としています。
オオセトは 1979 年に誕生した香川県の酒米専用品種で、 瀬戸内地方に広く適する品種であることからオオセトと命名されました。
オオセトでの酒造りは現国重名誉杜氏が長年の歳月をかけ、 研究に研究を重ねて築き上げた思いのあるお米です。


過去、綾川町山田地区ではたくさんのオオセトが栽培されていました。
しかし、オオセトの作付面積が減少し2005年頃より綾川町で栽培されなくなりました。
そこで綾菊酒造は2017年度より地元の農業法人グリーンフィールド様と連携し、 この綾川町山田地区で「オオセト」の栽培を復活させる事にしました。
2018年より、オオセトの圃場に水田の湿度や温度、水位や水温などを自動的に計測できる 「水田センサー」と降雨量や風向等の環境情報のデータ取得が出来る 「屋外計測モニタリングシステム」を導入。農業現場で蓄積されたデータの分析により、 さらに質の高いオオセトの米造りを目指しています。



 
主基斎田とは

宮中では毎年その年にとれた新米などを神様に備え、 収穫を祝い豊作を感謝する新嘗祭(にいなめさい)を行います。
天皇が新しく即位したときはより盛大に行われ、大嘗祭(だいじょうさい)と呼ばれます。
大正天皇が即位された時もこの大嘗祭が行われることになりました。
大嘗祭で供えられる新米を作る場所は、日本で二か所、京都を中心にして以東以南と以西以北から、 亀卜(きぼく)(亀の甲を火であぶり、その亀裂によって判断する)という占いで選ばれます。

東南から選ばれた田を悠紀斎田(ゆきさいでん)、西北から選ばれた田を主基斎田(すきさいでん)といい、 大正3年3月12日主基斎田は、綾歌郡山田村(現綾川町山田上)に決定しました。
また悠紀斎田には、愛知県碧海郡六ッ美村(へっかいぐんむつみむら)(現岡崎市)が選ばれました。
そして、平成 27 年に大嘗祭から 100 周年を迎えました。
(*主基斎田記念館資料より引用)


主基斎田のあらまし

天皇即位式典の大嘗祭に供奉する新穀を栽培する田を斎田といいます。
斎田には、主基と悠紀の2ヶ所が決められるが、大正天皇の即位にあたり、 歌郡山田村(現在の綾川町山田上)に主基斎田が勅定されました。
1914年(大正3年)2月、宮内大臣から、 「来ル11月13日行ハセラレルベキ大嘗祭ノ斎田ハ香川県ヲ主基ノ地方ニ勅定相成候・・・」
の通知が知事にあり、 これに基づき知事は斎田及び斎田奉耕者を決定しました。
奉耕者は、選考の結果、山田村の岩瀬辰三郎氏に決定しました。
県、村、奉耕者がこぞって準備をしていたところ、 4月11日、昭憲皇太后の崩御により即位の大礼、大嘗祭は延期となりました。
関係者は大変驚いたが、その状況は
「県民ノ失望限リナク就ク奉仕者ハ落胆ノアマリ遂ニ発病スルニ至リ・・・」
と文書に残されています。
その後、斎田はそのまま存置と決定され、1915年(大正4年)に実施される事に なりました。同時に「斎田作業行事予定」が決められました。
現在、綾歌郡綾川町山田上に「主基斎田の碑」、 三豊市豊中町に「主基斎田御筵の碑」、「主基斎田風俗歌の碑」綾川町山田上に 「主基斎田耕牛 千代号の碑」がそれぞれのこっています。
また、主基斎田を記念し、1915年(大正4年)には、 群立主基農林学校が滝宮村(現在の、県立農業経営高等学校・綾川町北)に設立されました。
(*綾川商工会 HP より引用)

 

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